Amazonにもそろそろ慣れてきたころ、あなたは新しい販路を拡大しようと、
手数料も安く、月々の維持費も無料のYahooショッピングに登録したはいいが、慣れないHTMLに苦戦しているのではないでしょうか?
縦スクロールの画像を貼り付けようとしたがおもったより小さかったりスマホ用の画像がでかくなってしまったり、毎日検索を繰り返すもあまり情報がなく。どうすればいいのかと悩む日々ではないでしょうか?
ちなみに画像の大きさに関してはHTMLではなく画像URLにからくりがあります。
今日はその事を徹底的に書いていきたいと思います。
目次
Yahooショッピングとは?
Yahooショッピングとは、Amazon、楽天に続く日本三大モールです。
他の媒体と違う点、強みがいくつかあります。
出店数
出店数が他のモールと比べて圧倒的に多いです。
楽天は2018年の時点で約5万店、Amazonは公表はしていませんが、30万くらいの出店があるとのいくつかの記事に書かていました。
Yahooショッピングは、その二つよりも圧倒的に多い51万店舗です。
しかし、他のところに比べたら売り上げが多かったり、Amazonのように価格競争でし烈な争いを~というわけではありません。
なぜかというと大体の人間がYahooショッピングをサブ的な扱いにしています。
これは僕が実際に担当者の方と話した際にもYahooショッピング側がおっしゃっていました。
楽天やAmazonをメインに据え置き、Yahooショッピングは売れたらいいな~くらいの感覚で出店している方が多いようです。
僕もそんな感覚で出店をしていましたが、今は違います。しっかりと即戦力になりうるモールだと思っています。
その一つの要因がTポイントです。
Tポイント
Tポイントは今や知らない人はいないのではないでしょうか?
TSUTAYAやファミリーマート、薬局など僕たちの暮らしの中で使えるポイントカードの筆頭です。
そのポイントカードをネットショップで使えるのがYahooショッピングです。
楽天も楽天ポイントがありますが、あれはクレジットカードを楽天カードにしている方が優位にとれるポイントです。
対して、Tポイントカードは、暮らしの中で自然に貯める事が出来るポイントカードだと思っています。
このTポイント、結構使っている人が多いです。僕の所もYahoo!ショッピングで買ってくれるお客さんがぽつぽついますが、大体がクレジットカードかTポイントです。1000円以下の商品ならTポイントで購入している方が多いです。
またYahooショッピングは買い物をしてくれれば10倍などのポイント設定もショップ側で出来るのでポイントカードを貯めたい!って人にはかなりの強みになると思います。
(余談ですが、僕もTポイントは使わずにずっと貯めて5000pくらい貯まったらYahooショッピングでゲームなどを購入しています)
Amazonにはポイントというシステムはあまり根付いていないのでここらへんは結構でかいのではないでしょうか?
次に手数料です。
手数料
Amazon(FBA使用)はざっくり計算で約20%くらい手数料として持っていかれる事が多いですが、Yahoo!の場合
- クレジットカード決済手数料:3~4%
- アフィリエイト手数料:1.3%~
- 購入者へのポイント原資:2.5%~
こちらのみになります。
多く見積もっても8~10%くらいで、あの規模で手数料がヤフオクやメルカリと変わらないのはなかなか凄いと思います。
「売れるのは楽天Amazonだけど、売れてほしいのはYahooショッピングなんだよね」って出店者の方がみんな漏らしていると、僕のYahooショッピング担当者の方が言っていましたが、まさしくその通りだと思います。
戦略
Yahooショッピングは実は広告やイベントの日に乗っかればそれなりに結果を残せるのではないか?
僕はそう思います。
楽天セールやAmazonのサイバーマンデーのようにでっかいイベントをYahoo!ショッピングはしていないわけではありません。
僕自身も出店してみて知ったのですが、「5のつく日はTポイント5倍」など様々なセールを定期的にヤフーは行っております。メールも凄い丁寧だったり、新規出店者向けのセールの打診を定期的にしてくれたりとみんなやらないだけで非常にやりやすいモールなのでではないか?と思う時があります。
広告も無償枠などあったりするので、「一度くらいならやってみようかな」と思うものばかりです。
しっかりと向き合えばそれなりに結果を残せるそれがYahooなどではないでしょうか?
実際にやってみて苦戦したこと
商品登録や配送など、本気で楽なのはAmazonです。
仮想通貨バブルの時のように通貨を買ってあとはごろごろしながら見る。
そんな感覚で商売をすることが出来ます。
もちろん、検索ワードやその他色々ブラッシュアップしていく事もかかさずしていからければなりませんが、基本的には汗水垂らして動くような作業は、FBA納品する時だけだと思います。
Amazonで出来ていたことがYahooでは出来ないそんな一例をいくつか紹介していきたいと思います。
初期設定が面倒
面倒というほどでもありませんが慣れが必要です。
Amazonで慣れていると、「えーいちいちこれ設定するの?!」ってものが結構あります。
よくよく考えれば当たり前なのですが、配送や支払いなど全て設定しなければなりません。
AmazonでFBAならほとんどAmazonに任せっきりだったのでここらへんはかなりてこずりました。
商品登録も面倒
これも慣れが必要です。慣れてくると「よし!いいページつくってやったぞ!」という気分になりますし、ちゃんと作ればAmazonより見栄えがいいです。
僕は10商品くらい一気に登録した事ありますが、後半はなぜか職人のような気分で商品ページを作っていました。
そしてこうしているとAmazonにはなかった最大の敵に遭遇するのです。
HTMLという最大の敵
僕の学生時代は自分でHPを作る人が多かったです。なのでその頃からHTMLに慣れしたんでいましたが、それも10年以上前。久しぶりに触ると忘れてしまいます。
ちなみにYahooショッピングで使えるタグはこちらです。
<A> | <ABBR> | <ACRONYM> | <ADDRESS> | <AREA> |
<B> | <BDO> | <BIG> | <BLOCKQUOTE> | <BR> |
<CAPTION> | <CENTER> | <CITE> | <CODE> | <COL> |
<COLGROUP> | <DD> | <DEL> | <DFN> | <DIR> |
<DIV> | <DL> | <DT> | <EM> | <FONT> |
<HR> | <h4> | <h5> | <h6> | <I> |
<IFRAME> | <IMG> | <INS> | <KBD> | <LI> |
<LINK> | <MAP> | <MENU> | <OL> | <P> |
<Q> | <S> | <SAMP> | <SMALL> | <SPAN> |
<STRIKE> | <STRONG> | <SUB> | <SUP> | <TABLE> |
<TBODY> | <TD> | <TFOOT> | <TH> | <THEAD> |
<TR> | <TT> | <U> | <UL> | <VAR> |
こちらは出店するようになると見れるストアクリエイタープロにて、公開されているものなので出店者の方は見れます。
僕が良く使うタグはIMGです。むしろこれしか使ってないんじゃないかというレベルです。
商品ページを見栄え良くするポイントとして楽天のように何枚も縦スクロールを入れたりすると凄い商品ページを作ってるんだ感が出ます。
わかづらいかと思いますがこんな感じの縦スクロールです。
こちらをするには「ストアクリエイター→ページ編集→商品のところをクリック→編集→追加表示情報」のフリースペース1の欄にHTMLをぶちこむ必要があります。
YahooショッピングHTMLに潜む罠
PC・スマホ版
<img src=”ここに画像URLをペースト width=”ここに横幅の大きさ” />
画像を縦に並べるだけなら、画像の数だけこれをやれば大丈夫です。プレビューを見ながらすこしずつ調整すればいいかと思います。
ただし少しスマホ版も同じにしていたら、おそらく幅がでかすぎると思います。
なのでPCスマホで画像の大きさを変更してください。基本的なタグはこちらで大丈夫です。
ちなみに日本でよく使われているiPhoneですが、iPhone横幅は380pxだと言われています。全ての日本人がiPhoneユーザーではないので、これを参考に少しずつ幅の大きさを変更すれば
良いかと思います。
そのままでもいいやなんて思っていますか?
Yahooショッピングの購入者の7割がスマホです。スマホページの見栄えが悪いとせっかくかっこいい画像を用意しても全て台無しなってしまいます。
さぁページを見てみるかなんて見てみるとなにやらおかしいなんて事がまだあると思います。
実は調整するのはHTMLだけではなく、画像URLも調整しなくてはいけません。
ラスボス、画像URL
商品画像のURLとは以下のようになっていると思います。
◆商品画像
https://item-shopping.c.yimg.jp/i/f/ストアアカウント_商品コード
ここの小文字のfの部分実はこれが厄介なんです。
ラスボスの正体
実はこの部分で画像の大きさを決めています。
先ほどだとfになっていましたが、この部分デフォルトだとlになっています。
このlというのは、600×600のサイズの事を示しています。
なので縦スクロールで画像を大きく見せたい場合、600×600だと「なんか小さくない?」なんてことになるのです。
Yahooショッピングの画像の最大サイズは縦横1200px。
なるべくなら大きく映したいですよね。
じゃあどうすればいいのかそこのアルファベットを変えればいいのです。
URLのアルファベットを変える。
40×40 a
56×56 b
76×76 c
106×106 d
132×132 e
146×146 g
200×200 i
300×300 j
400×400 k
600×600 l
原寸大 f
(単位:px)
https://item-shopping.c.yimg.jp/i/f/ストアアカウント_商品コード
こちらの/f/の部分を好きな大きさに変えれば良いです。
そうするとあなたの疑問は解決されることでしょう。
スマホ版のHTMLも同じく「f」で大丈夫です。幅はこちらで決めているのでしっかりと対応してくれます。
僕は大体このサイズで編集してHTMLでサイズ調整を最終的にしましたが、人よっては小さい方がいいとか大きい方がいいとか様々だと思うのでこちらを参考に、アルファベットをあてこんでみてはいかがでしょうか?
画像アップロードの長さ
ちなみにですが画像アップロードの長さ。
よく検索をすると追加画像からアップロードをして商品画像に移動させた方がいいと書いてあったりします。
それでも早いのですが、僕的には商品ページ作成時にとりあえず、画像をはめこみ反映だけさせた方が楽ちんな気がします。
追加画像→15~30分
商品ページ→15~30分
商品画像→30分~1時間
くらいです。待ってる間にどんどん新規ページを作って新しい画像をあげた方が効率良いのかななんて思ったりしています。
なんかYahooショッピングって商品ページひとつ作るのにも、Amazonだと10で済んでた工程が12.3になったりするので絶妙に微妙に面倒だったりします。
まとめ
・Yahooショッピングはブルーオーシャン、未知数である。
・画像の大きさがしっくりこないときはURLを見る。
・スマホとPCでHTMLを確認しよう。しっかり気を付けること。
いかがだったでしょうか?
Amazonの事を書いてある記事は多くても楽天、Yahoo!のことは書いてない記事が多いんですよね。
なので問題解決までに結構時間かかります。
Yahooショッピングのカスタマーに問い合わせてもHTMLの事はわからないみたいで「ご自分で探してください。」状態。
もし手間だなと思った方は前回の記事を参考に外注さんにお願いするのもいいかもしれません。
https://represent-buppan.com/2018/08/27/2018-08-27-210008/
是非、参考にしてみたください。
今日も読んでいただきありがとうございました。
それでは。
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